『縁のはじまり』とは
「縁のはじまり」は、親と子が、それぞれの
ペースでほっとできる、相談と野外の居場所です。
-
今起きていることを、誰かと一緒に整理したい親御さんへ。
-
言葉にならない気持ちを、そのまま抱えている子どもたちへ。
家でも学校でもない、第三の場所として。
オンラインや地域の公民館で、無理に話さなくてもよく、
沈黙の時間もふくめて「ここにいていい」と思える親の場。
スタッフ以外の大人がいない大自然のなかで、テーマに没頭し、
一人で はなく、仲間と協力して乗り越える心地よさを知る子どもの野外。
家族でのレジャーとも、がっつりした教育とも違う。
もっと野外を極めてみてもいいし、ここで満足したっていい。
別の楽しいことに出会ったらそっちへ行っていいし、違ったらやめてもいい。
どう歩むかは、ぜんぶ自由。
ただ、ここで過ごした「楽しかった」「できた」という確かな経験が、
いつか子どもたちの、心の拠り所になればいいなと願っています。
必要なときにだけ戻ってこられる、
そんな「縁」のはじまりでありたいと願っています。
大切にしていること
「解決」や「成長」は、他人がさせるものじゃないから。
「縁のはじまり」は、
目の前の問題をすぐに「解決」したり、だれかを急いで「成長」させたりする場所ではありません。
なぜなら、
解決するタイミングも、何に心動かされるかも、人それぞれ違うから。
大人から見ればただ泥んこになって遊んでいるだけに見えても、
その子にとっては、仲間を信頼する大切な瞬間だったりします。
私たちにできるのは、正解を教えることではなく、
オンラインや地域の場、ときには大自然のなかで、
ヒントになるアドバイスをしたり、そっと背中を押したりすることくらいです。
だからこそ、何より大切にしているのは、
「安心できる環境のなかで、その人(その子) のなかにある答えやタイミングが、少しずつ見えてくる時間」
うまく話せなくても大丈夫。
やりたくないプログラムは、無理にやらなくてかまいません。
相談室での沈黙の時間も、野外でただぼーっと火を眺める時間も、ここではすべて大切な時間です。
こちらから次回の相談や、次のキャンプへのステップアップを
強くすすめることはありません。
「必要だな」「またあの場所へ行きたいな」と感じたときに、
いつでも戻ってこられる場所でありたいと考えています。
◆事業紹介◆
地域の身近な場所で、誰かとつながり、心を軽くする
大人の目を離れ、テーマに没頭し、仲間と過ごす大冒険
学校という日常のなかで、子どもたちに寄り添う

代表の原体験
「全部、敵に見えていた」中学時代。
ありのままを聴く
代表の加古一之(かこ もとゆき)は、
中学生のころ、不登校を経験しました。
当時は、家族も先生もクラスメイトも、周りの人がみんな敵のように感じられ、どこにも居場所がないように思っていました。
そんな中で、祖母の家だけは、何も無理に聞かれず、「ここにいていい」と思える、静かな安心の場所でした。
学校にも家にも戻れない時間を、祖母の家で過ごしながら、少しずつ「人とつながる感覚」を取り戻していきました。このときの感覚が、今の活動の原点になっています。
安心の土台をつくる
「今の自分でもいいんだ」と思える安心感が、自然と動き出すための力になります。その居場所を一緒に育みます。
一歩を急がない
変化は人それぞれ。あなたの準備ができるまで寄り添い、小さな変化の兆しを大切に見つめていきます。
祖母から受け取ったこと
ただ見守ることと、言葉をわたすこと。
「今」の気持ちを肯定する
祖母は、たくさん質問をしてくる人ではありませんでした。
ただ、同じ部屋で、同じ時間を過ごしながら、「ここにいていいよ」と、態度で伝えてくれる人でした。
その一方で、
「言葉の大切さ」
「苦労は人の器を育てること」
「人を思って生きること」
同じ話を何度もくり返し、ゆっくりと伝えてくれました。
祖母の家という第三の場所、そして地域の大人たちとのつながりが、
社会との細いけれど確かな接点になっていきました。
「縁のはじまり」でも、すぐに何かを変えようとするのではなく、そっと見守りながら、
必要な言葉を手渡していくことを大切にしています。
温かな距離感での伴走
オンラインの画面越しであっても、ぬくもりが伝わる関わりを。
一人ひとりの心のペースを守りながら、心地よい距離感で寄り添い続けます。